CLEANING PROCESS
クリーニングへのこだわり
プラスキューブの代表はアパレルで紳士服のデザイナーをしておりました。
その後、家業を継ぐ形で今の店に戻ってきたのですが、「アパレルでの経験を、クリーニングにも活かしたい」という思いが強くありました。
クリーニングにおいて「きれい・安心・ 安全」は当たり前。
そこにアパレルのデザイナーとして経験した「デザイン性」と、お客様への「真心」をプラスしたいという意味を込めて店名を「プラスキューブ」としました。
クリーニングのデザイン性と真心にこだわるプラスキューブのこだわりをぜひご覧ください。
FORCE 01シルエットを崩さない立体的なアパレル仕上げ
クリーニングの使命は「できるだけ元の形に戻す」ということであると考えます。
洋服は様々なパーツで構成され、立体的に作られています。
いすいのネットショップ『プラスキューブ』総責任者の宮城はアパレルデザイナー出身です。
現在でも幅広くアパレル関係の会社やデザイナーとの関係を築いています。
クリーニングに従事した際、その仕上げに大いな不満を抱えていました。
ペタペタとアイロンを当ててプレスする、シルエットの事など考えもしない仕上げにはいつも不満を抱えていたのです。
そんな時、出会ったのがドイツのファイト社の仕上げ機械です。
このファイト社は世界の有名アパレルのラルフローレン・ポロ、バーバリー、カルバンクライン、アルマーニなどの縫製工場で使用されている機械を製造しているドイツの機械メーカーです。
アパレル縫製工場ではひとつのお洋服を最終出荷するまでに10〜20のプレス工程があり、それぞれのアイテムパーツごとに機械が設置されているのです。
そして、最終出荷に使用している機械がいすい(プラスキューブ)に入っています。
ドイツ・ファイト社の機械には「クール&ドライ」に理論づけられた仕上げシステムが付随しています。
ペタペタとアイロンでシワを伸ばすのではなく、元のシルエットに成型する必要があるのです。
元デザイナーだからこそ解る洋服の各パーツのプレスの重要性。
プレスで洋服が軽くなることさえあるのです。
プラスキューブでは、機械にしか出せないプレス工程、そして、熟練者にしか出せない繊細なアイロンテクニックを駆使してあなたのお洋服を仕上げていきます。
そしてアパレルの経験から、全社員に素材・ブランド・縫製・デザインの勉強を徹底しています。
FORCE 02「お客様ごと」に個別にクリーニング
ほとんどのクリーニング店では、お客様の衣類をまとめて一緒に洗っています。
そこで当店は「お客様ごと」で個別に洗うようにしました。
本当は当たり前なのかもしれませんが、そのことは簡単ではありませんでした。
一度にたくさん洗える大型の機械から少しづつ洗える小型の機械を複数台導入。
洗う工程と絞る工程を分割するなど設備投資と様々な研究を重ね、今では当たり前のようにお客様からお預かりしたお洋服をお客様のお洋服ごとに洗うことができています。
FORCE 03「静止乾燥」でお洋服を傷ませない
クリーニング工場では、通常タンブラー乾燥機というコインランドリーなどに設置してある洋服をぐるぐる回して乾かす乾燥方法で乾燥しています。
ところが、この回して乾かす方法こそ生地を傷める、縮める大きな原因なのです。
プラスキューブではほとんどのお洋服をより自然乾燥に近い静止乾燥機を使用して乾燥しています。
静止乾燥機内の温度は約50度で優しく乾燥。
静止乾燥機を使うメリットは
その1 生地を傷めず、縮めず乾かすことができます。
その2 ボタンやアクセサリーなど付属品の破損が極端に少なくなります。(乾燥工程で破損はおこりません)
その3 繊維の"痩せ"がなくなりました。
その4 お客様のお洋服がきちんとお客様ごとの順番に並んで入れることができる
FORCE 04徹底した溶剤管理と環境に優しい洗剤を使用しています
ドライクリーニングで使用される有機溶剤は汚れても捨てることができません。
通常のドライクリーニングの機械ではカートリッジフィルターという濾過装置で溶剤を管理します。
カートリッジフィルターは取り扱いが容易で便利な反面、フィルター交換直後と交換直前では溶剤の状態が大きく変わるのが欠点です。
プラスキューブではパウダー方式という吸着方式と蒸留方式の2段階の溶剤管理をしています。
溶剤は常に蒸留され酸化値・透明度・水分量も新液の状態を保ったままで洗っています。
ウェットクリーニングでは質の高いバイオ酵素入りの洗剤、
100%生分解する環境に優しい「海へ」を使用しています。
少ない量で汚れ落ちもよく、短時間で洗うことができます。
FORCE 05スタッフ教育による共感・共有
機械や洗剤が高品質でも、それを使うスタッフが悪ければ、本末転倒です。
一番大切なことは「お客様への真心」だと確信しています。
社員へは「お客様は自分の家族と思い接客しなさい」と日々言い聞かせています。
プラスキューブでは「外部への研修教育」「社内でのOJT教育」を定期的に実施しています。
その結果、全スタッフが「お客様の立場になって考える」「お客様との信頼関係を深くする」 という考えのもと、お客様からたくさんの「ありがとう」をいただくことを励みに頑張っています。
このような私と同じような思いで、当店を支えてくれているスタッフこそが当店の自慢でもあります。
FORCE 06終わりなき改善・工夫
QCサークル活動を中心にプラスキューブでは日々常に改善をしています。
例えば、タンブラー乾燥機の工夫
タンブラー乾燥機は生地を傷め、縮めるのですがそれは最終乾燥までタンブラーで乾かした場合のこと。
アイテムの中には、少しだけタンブラー乾燥機を使用した方が良いアイテムもあります。
その代表が"ダウンジャケット"です。
タンブラー乾燥機の構造は中に棧が3枚入っています。
この棧で品物を持ち上げて落とす!持ち上げて落とす!という作業を繰り返すのです。
背面にヒーターが入っていて温風を庫内に循環させ乾かす乾燥方法です。
効率よく乾くのですが、どうしても乾燥機内でぐるぐる回す、持ち上げては落とす作業を繰り返すので、お洋服は傷んでしまいます。
乾燥中に何回も叩きつけられるわけですから。
そこでいすいではタンブラー乾燥機に独自の工夫をしています。
機内に仕切板をつけることで叩きつける作用を減らすことに成功しました。
このことで、他のお洋服と絡むことなく、また、傷めることなく乾燥することができるようになりました。
もちろん、ほとんどのお洋服は静止乾燥機の方を使っているのですが、レアケースにも妥協はできないのがプラスキューブの目指すお手入れです。
FORCE 07その他、書ききれないほどのこだわりがたくさんあります
その他には当店では、他店では有料なサービスを「無料でプラス」しています。
◆不織布包装 ◆シミ抜き ◆ワイシャツのボタン付け
さらに、お客様はお気づきでない些細なことかも知れませんが、
実はクリーニングにつける「タグ」の付け方でさえ、美しくつけるように心がけています。
その他、とても書き切れませんが、このようなこだわりを随所に持ち続けています。
「クレーム産業」とさえ言われているクリーニング業界の中で、クレームがほとんど無いのも、上記のようなこだわりが徹底されてきている結果だと思います。
徳島新聞に掲載されたり、四国放送で紹介されたりしたのは、
上記のようなこれまでの活動が認められた結果ではないかと自負しております。